レトルトカレーの売上増加から見える個食化の進展

明日人類が滅亡するとしたら最後に何を食べたいですか?と聞かれたら、私は迷わずカレーライスと言うと思います。私はそれほどのカレー好きです。幼い頃、夕方遅くまで外で遊んで、自宅近くに戻ってきたときに家から香ってくるカレーの匂いを嗅いだだけで、幸せな気分になったものでした。苦手なおかずが夕食に出ると知っていた日は、近所からカレーの香りがしてくるだけで、今日だけそのお宅の子供になりたいと思ったものです。

そのカレーの市場で異変が起こっているようです。市場調査会社「インテージ」の調査によれば、2017年のレトルトカレーの購入額が461億円に達し、カレールーの購入額456億円を初めて上回ったとのことです。カレーというと大きな鍋で作って、家族皆で食卓を囲むのが似合う食品だと思っていましたが、昨今の高齢世帯や共働き世帯の増加を背景に、家族の構成員それぞれによる個食化が進展していることが、レトルトの需要を盛り上げているとのことでした。

レトルトというとかつては災害時の非常食や保存食のようなイメージがありましたが、最近では味も質も上がり、バリエーションも増え、ルーから手作りしたものとも遜色がなくなってきています。かく言う私も好物のひとつのレトルトのタイカレーを常備し、一人で食事をするときに温めて食べることも多いです。家族がタイカレーを苦手としているので、家族で食べられないという理由もありますが、そのタイカレーを食べる度に、タイ料理のレストランに負けない味だと感じています。

こうしてレトルトの需要が高まるのは時代の流れとも言えるのかもしれませんが、一抹の寂しさも覚えます。食卓は家族や友人で囲んでこそ楽しいものだと思いますが、レトルトカレーの売上増が示す個食化の進展は、こうした機会が減ってきていることの裏返しだと思うからです。やはり大鍋で作ったカレーを、家族や仲間らと囲む文化は捨てがたいものです。カレールーの復権を期待したい思いです。

家族で食卓を囲むための最初のステップは、よりよいパートナーに巡り会って幸せな結婚をすることだと思います。そのためにも婚活はしっかり進めて行きましょう。

本日もお読みいただいてありがとうございました。

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